生活習慣病や美肌や肥満対策について睡眠との関連がいわれております。食事、運動、排泄とともに睡眠は健康維持、増進に重要な役割を持っています。
今回は良好な睡眠について触れてみます。
良好な睡眠は、深い眠りと浅い眠りが交互に出現し深い睡眠深度の時間を確保することで、理想的には合計で約7時間が望ましいと言われています。
一日の疲れにより傷ついた遺伝子を成長ホルモンが修復してくれますし、質の良い睡眠にメラトニンというホルモンが一日の疲れを癒してくれるお手伝いをしてくれます。
次に、スムーズに入眠し爽やかに起床するためのコツについて触れてみます。
- 遅くとも午前0時までに寝る。
- 夕食は寝る3~4時間前までに済ませる。
- 40℃~41℃前後の中温入浴を。
- 寝る前のスマホやパソコン画面は脳を興奮させてしまうので極力避ける。
- 寝る前のカフェイン含有の飲み物(紅茶、コーヒー、緑茶など)は脳を興奮させるので避ける。
- 部屋を真っ暗にして光遮断する。但し、フットライトは許容。
- 起床後は直射日光を浴び体内時計を調節する。
- 昼間は出来るだけ身体を動かす。
- 昼寝をする場合は30分以内にとどめる。
- 赤みの肉や魚などの動物性タンパク質やみそ汁のような大豆製品などの植物性タンパク質を摂る。
その理由は、精神的安定や幸福感を確保する意味でもセロトニンの材料になりますし、さらには睡眠に関連したメラトニンの材料にもなります。セロトニンやメラトニンを合成する際に、鉄やビタミンB6はどうしても必要になります。これらの栄養素を含んだ赤みの肉や魚などの動物性タンパク質やみそ汁のような大豆製品などの植物性タンパク質が食卓に並ぶことが望ましいと思います。
良質な睡眠のもとで新しい年をお迎えください。