
前回はどのようにすれば健康を維持増進できるのかについて触れてみました。患者様から必要な栄養素とその栄養素を含んだ具体的な食材について紹介して欲しいとのご要望がありましたので、今回は食材について触れてみたいと思います。血液検査の結果を踏まえて、どのような栄養素が不足しているか概略が分かりますので、不足した栄養素を含んだ食材補うことが大切です。
しかし、栄養素不足は結果であって、不足をもたらす誘因となっている日常生活の上での問題点。例えば、食事の仕方や運動習慣、排泄状況、睡眠状況など、是正したほうが良い点があれば少しずつでも改善対策をかかりつけの先生にご相談なさることも肝要かと思います。
ちなみに、具体的に各栄養素を含んだ食材の概略は以下の通りです。ご参考まで。
□ タンパク質 (肉、魚、卵、豆類)
□ 鉄 (赤身の魚、赤身の肉)
□ ビタミンB群 (赤身の魚、赤身の肉)
□ ビタミンC (レモン、ゴーヤ、キウイ、キャベツ、ピーマン)
□ ビタミンE (サーモン、鰻、アーモンド、カボチャ)
□ ビタミンA (人参、レバー、鰻)
□ ビタミンD (干し椎茸、秋刀魚、鮭、ちりめんじゃこ)
□ 亜 鉛 (牡蠣、牛モモ、豚レバー)
□ マグネシウム (大豆、アーモンド、ナッツ、玄米、干しひじき)
□ カルシウム (乳製品、干しエビ、水菜、菜の花)
□ 脂質:コレステロールと中性脂肪 (乳製品、肉、青魚)
□ 食物繊維 (野菜、海藻)
□ 炭水化物:糖質 (米、芋、麦)